マイケルソン干渉計における圧電位相シフタ

マイケルソン干渉計は高精度の光学機器として、非常に広く応用されている。光の波長を測定するだけでなく、ガスや液体の屈折率、ガラスの厚さ、劈開先端の傾斜角度や距離の測定などにも使用できます。

マイケルソン干渉計の原理は、ビームスプリッタを介して入射ビームを2つのビームに分割することであり、各ビームは対応する平面鏡で反射されて戻ってくる。この2つのビームは同じ周波数、同じ振動方向、一定の位相差(つまり干渉条件を満たす)を持つため、干渉が発生する。干渉アームの長さを調整し、媒体の屈折率を変更することにより、干渉中の2つのビームの異なる光路を実現し、異なる干渉パターンを形成することができる。干渉計を調整することで、等厚の干渉縞、及び等傾角の干渉縞を発生することができる。この原理は各種測定機器の開発に利用できる。

下図はCoreMorrow P 63.Z圧電ナノポジショニングプラットフォームを移相器として使用し、位相シフトストロークは0 ~ 6.8μm、位相シフト解像度は0.1 nmに達することができ、全ストローク6.8μmの運動範囲は0.3 msで、ナノスケールのスキャン速度はより速くなる。

P 63.Z圧電ナノポジショニングテーブルは、下図に示すように、移動面を上向きにして、縦方向に変位を移動するために使用されます。しかし、このシステムでは、水平配置方法が採用され、水平方向に沿って移動変位が発生する。

Z方向圧電テーブルを水平に使用すると、その力が変化します。ご注文の際は、使用シーンに合わせて内装を調整し、使用環境により適応し、信頼性を高めることをお知らせください。

P63.Z運動図

P63.Z技術データ

型番:P63.Z7S

可動軸:Z

長距離歩行range@120V:5.5ミクロン

長距離歩行range@150V:6.8ミクロン

センサ:SGS

閉ループ/開ループ分解能:0.2/0.1 nm

ループ線形度:0.4%F.S。

閉ループ反復性:0.2%F.S。

ピッチ/ヨー/ロール:<5μrad

スラスト/引張力能力:10/2 N

剛性:1.5 N/μm

空荷重共振周波数:2 kHz

閉ループ/開ループ

アイドルステップ時間:1.5/0.3 ms

アイドル動作周波数:200 Hz

負荷能力:0.8kg

容量:0.8μF

材料:アルミニウム

質量:70g